ご紹介するCさん(70代女性)は、右膝の痛みで歩行が困難になりました。
長年の腰痛もあり、苦しんでいた所、娘さんの紹介で施術が開始になりました。
Cさんの特徴
- 歩くことも困難だった
- 膝の手術をしたが、痛みが軽減しなかった
- 長年の腰痛もあった
どんな悩みがあったのか?
cさんは、膝の痛みと腰痛により、歩くことも困難になられていました。
膝の痛みが軽くならないかと、半月板の手術をされましたが、痛みが引かず途方にくれていたそうです。
悩む中、Cさんの娘様の紹介で治療が始まりました。
原因は?
原因は2つありました。
膝の痛みの原因は?
- 股関節と足関節のコントロールがうまくできなくなっていた
- 体幹が硬くなり、力が入りにくくなっていた
1.股関節と足関節のコントロールができなくなっていた
正常の歩行では、膝を支える時に必要となるのが股関節と足関節です。
股関節と足関節の双方の関節が上手く働くことで、膝も負担なく働くことができます。
Cさんの場合、股関節と足関節の両方がコントロールできず、歩く時に膝が外側に動揺(ズレ)していました。
2.体幹が硬く、力が入りにくい状態だった
Cさんは、体幹が固く、足の力が発揮しづらい状態でした。
すると、支えきれず膝の内側にストレスがかかりやすくなっていたのです。
股関節をコントロールする上で大切なのが体幹です。
体幹は骨盤を通して股関節と連結しているので、体幹の動きが悪いと、股関節の働きも半減してしまいます。
どんな施術をしたのか?
硬くなった体幹と、股関節の柔軟性を上げ、股関節から足までの関節がバランスよく動く「協調性の訓練」を行いました。
特に問題の要素が大きい膝と股関節を、中心に4つの順番で施術をしています。
治療のポイント
- 膝の筋肉のこわばりを緩めるリラクゼーション
- 股関節の筋肉の瞬発力を上げるトレーニング
- 「インソール」で、足の筋肉を使いやすくする
- 関節の動きをカラダに覚えさせる学習運動
1.膝の筋肉のこわばりを緩めるリラクゼーション
膝周囲の筋肉は、長期間かかっていたストレスにより、ガチガチに固くなっていました。
まずは、固まった筋肉を柔らかくするリラクゼーションをします。
2.股関節の筋肉の瞬発力を上げるトレーニング
正常であれば、股関節の筋肉は、歩く時のバランスを保つために筋肉を瞬発的に働かせます。
Cさんは瞬発的に股関節の筋肉を働かせることが苦手だったため、「股関節の筋肉の瞬発力」を上げるようなトレーニングを行いました。
3.「インソール」で、足の筋肉を使いやすくする
足の関節の治療には、「インソール」という中敷きを活用し、足の筋肉を使いやすくしました。
Cさんの場合、片足になった際に足首がぐらついていたため、不安定でした。
すると、足をついた際に体重を支え切れず、膝に負担がかかります。
足の形は一人一人違うので、当院のインソールは個人の足に合わせて作成します。
インソールを履くと、Cさんの足のぐらつきも軽減されました。
関節の動きをカラダに覚えさせる学習運動
ケガをすると、人は正しい関節の動かし方を忘れることがあります。
Cさんの場合、正しい動き方から逸脱し、膝が曲がる時に捻りを加えながら曲がる癖がついていました。
この状態が続くと、痛みを助長させてしまうため、「正しい関節の動きを覚える学習運藤」が必要になります。
治療期間
週3回の4週間実施しています。
Cさんの場合は痛みが強かったため、集中的に施術をする必要がありました。
お客様の症状やご希望に合わせて施術の回数を設定させていただいています。
こんな人におすすめしたい
膝の悩みを持つ方は、お試し治療をすることをお勧めします。
出張治療も魅力の1つです。
まとめ
Cさんは、右膝の痛みで歩行が困難になりました。
半月板いう膝の手術をされましたが、痛みは中々引かず、娘様の紹介で当院の治療が始まりました。
原因は、体幹が硬く、股関節周りの筋肉が弱くなっていたため、膝に負担がかかる状態でした。
施術で、股関節周りの筋肉を使いやすい状態に戻すことで、膝にかかる負担も減りつつあります。
「膝の痛みで歩くのも億劫になっている」という方は、当院へお問い合わせくださいませ。