椅子から立とうとするときに”ズキ!”と走る腰痛お持ちではありませんか?
腰痛をお持ちの方が経験する、寝起きの時の痛みや立ち座りの時の痛み、ツラいですよね。
今回はそういった方のために”腰痛を引き起こさない立ち上がり方”を解説いたします。
早速、結論
腰痛を出さない立ち上がり方は結論から言うと…「股関節を正しく使って立つ」ことで解消されます。
どう言うこと?
と思う方もおられると思いますので1つ1つ解説していきますね!
自分の立ち上がりのパターンを知る
実は立ち上がり方には”股関節”を主に使っている方と、”背骨”を主に使って立つ方がおられます。

股関節を使った立ち方
背骨を使った立ち方は、体を前に倒すときに背骨の方の動きが大きい方です。

股関節が硬い方はこのような背骨を丸めて立つパターン
一方で股関節を主に使う方は、体を前に倒す時に股関節の方が大きい方を指します。
こちらの方は背骨が丸くなっているのがわかりますね。
腰痛になりやすい立ち方
基本的には股関節を主に使って立ち上がるのが普通です。
ですが腰痛の方は股関節ではなく背骨を動かして立ち上がっている方が多いのです。
このパターンだと体の重さが直接背骨に負荷としてかかりますので、徐々に腰回りの筋肉は緊張状態になっていきます。
そうするとさらに循環が悪くなり、痛みを感じる物質が溜まりやすくなり「慢性痛の負のループ」に入りやすくなります。
多くの腰痛持ちの方は、この腰に負担がかかる立ち上がり方が体に染み付いているので動くたびにズキっと痛みが走ることになります。
どうすれば解消できるの?
この背骨を使った立ち上がり方を解消するには、これまで染み込んだ体の使い方を変える必要があります。
そのための方法について解説していきます。
1,足の付け根のところに手を当てる

手を股関節の付け根に当てます
ちょうど股関節の付け根のところに手を当てることで自然と股関節での動きを意識することができます。
2,前屈を10回繰り返す

手を当てたまま前屈します。
立ち上がりの動作の中で前屈動作を正しく行うために、前屈動作を反復して行います。
この動きが習慣になるように定期的に行うと効果が期待できます。
3,実際に立ち上がり動作を行う
前屈動作を行なった後に実際に立ち上がりを股関節を意識して行います。
まとめ
いかがでしたか?
今回は立ち上がりの時の腰痛についての解消方法について解説しました。
・立ち上がり方が原因で腰痛を生み出している
・股関節をしっかり動かして立つパターンを身につける
・慢性痛は日頃の何気ない動きが原因になっている
日頃の何気ない動きが腰痛のような慢性痛の原因になっています。
もし立ち上がりの時に痛みがあるようでしたら、"背骨を使った立ち上がり方"になっていないかチェックしてみてくださいね。