皆さんこんばんは。
Life Time Support代表の尾方佑輔です。
本日も腰痛を抱えながら働いている方に対して有益な情報を配信していきたます。
本日のテーマは「安静にすると腰痛がひどくなる理由」です。
あれ、昨日と同じじゃないか!!
そう思われた方も多いのではないでしょうか?
安心してください!
理由がついてますよ!!
昨日は安静にすると腰痛が悪化することについて心理面の関りについてお話致しましたが、本日は安静により体で起こる変化についてお話致します。
ベッド上で安静にすることがなぜ賛同を得られなくなったかというと、それは結果が出なかったからです。
どの世界でも結果が出なければ認められませんが、治療の世界でも同じことが言えます。
これまでは結果が出ないというだけでなぜ結果が出ないのかまではわかっていませんでしたが、時代の進歩に伴いその理由は解明され始めています。
では、なぜ安静にすると腰痛は悪化するのか?
その理由は???
脊柱(椎間板や背骨を構成する関節)に水分が流入してしまうからです!!
水分が流入する理由を以下にまとめますね。
ベッド上の安静で水分が流入する理由
普段私たちは起きて生活(座る・立つ・歩くなど)している事がほとんどですが、この間脊柱には常に負荷がかかっています。
しかし、ベッド上安静の状態では寝る事でそれまで脊柱にかかっていた負担が減少し、脊柱を構成している椎間板の圧は極端に下がります。
脊柱内に存在している椎間板等の圧が下がることにより、その周囲の水分の圧に負け脊柱内に水分がなだれ込んでくるわけです。
過去の研究では8時間のベッド上安静に加えて、さらに32時間以上ベッド上安静を継続すると、脊柱の長さが増加する事を発見しました。
これは異常な圧が継続してかかることとなり、腰痛を引き起こす原因になると言われています。
また、別の研究では宇宙旅行(無重力)に長期間行った方の旅行後の脊柱の骨の状態を調べてみると、ミネラル濃度(水分量)が増えていたそうです。
他の骨ではミネラル濃度が減っていたため、この発見は重要なものとされてきました。
無重力状態の話ですが、地球上ではこれに近い現象が長い時間ベッドに横たわることとなります。
8時間以上ベッドに横たわると水分が流入し、結果的には脊柱に過度な負担をかけてしまうわけです。
これが安静にすることで起きる体の変化(メカニズム)になります。
腰痛を発症した直後ならまだしも、その後も腰痛が引かないからと言ってベッド上でただ単に寝るのだけはやめましょうね。
まとめ
- ベッド上安静では脊柱内に水分が流入する。
- 寝た状態では脊柱の負荷が増し、長さも増加する。
- 8時間以上のベッド上安静は危険。
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