皆さんこんにちは。
LifeTimeSupporter代表の尾方佑輔です。
本日も腰痛に悩みながら働いている方へ有益な情報をお届けします。
本日は、仕事で腰痛を引き起こしてしまう要因についてお話します。
仕事中に腰を痛めたことがある方は多くいると思います。
また、仕事後に腰の調子が悪くなった経験もあるのではないでしょうか。
しかし、仕事をしているからと言って全ての人が腰痛を発症しているわけではありません。
では、どのような方が腰痛を引き起こしてしまうのでしょうか。
確かに年齢や体格・性別によって違いはあります。
けれども、実際には職種や業務内容において腰痛のリスクは高くなってしまいます。
こういう動きが腰を悪くしそうだなと思いつく方もいるんじゃないでしょうか?
実際にそのような体験をされた方にとっては、想像がつきやすいかもしれません。
経験したことがない方もどのような姿勢が腰を悪くするかイメージしてみてください。
今日のお話はとても重要になので是非最後まで読んでくださいね。
では、腰痛を引き越してしまう要因とはどういったものがあるのか??
その特徴とは・・・
1.動かない状態での作業姿勢
2.作業中の座位姿勢
3.体幹の頻回な前かがみや捻る動作
4.持ち上げ・押し・引き動作
5.振動
6.脊椎のパワー発揮
以上の6つが特徴的な要因となります。
1.静的な作業姿勢
姿勢と持ち上げ動作の業務を分析した結果、腰部障害を発症するリスクは偏った姿勢でいることや、その状況が長く続くことにより上昇することがわかりました。
偏った姿勢は腰部組織への負荷を著しく増加させ、特に姿勢を持続したときに顕著となります。
2.作業中の座位姿勢
作業中の座位姿勢では、座ったまま作業を行う労働者と活動的である肉体労働者で比較すると、座ったまま作業を行う方が腰部の問題を生じるリスクが上がります。
これは常に作業内容が変化することによって、腰部にかかる負担を減少させるということになります。現に地下鉄やトラクター運転手、歯科医の方は適切な姿勢でいないと腰痛を発症してしまう方が多い状況です。
ただし、背もたれを使用することで背もたれがないパターンに比べ、筋活動を抑え脊椎への負担を1/3まで減らせる事が出来ると言われています。
3.体幹の頻回な前かがみや捻る動作
体幹の頻繁な前かがみや捻り動作によって腰部の障害リスクが上昇することがわかっています。また、通常より速い体幹の運動が伴うとこのリスクは更に増加するようです。
4.持ち上げ・押し・引き動作
過去の研究において、持ち上げ動作や押し動作、引き動作が求められる活動が腰部障害のリスク上昇に関与しています。
5.振動
振動の中でも特に座位における振動は、腰部障害の割合増加と関連しています。
過去の研究においても脊椎に振動を加える事で、椎間板ヘルニアの進行が速まりヘルニアを生じる結果となることが示されています。
6.脊椎のパワー発揮
パワーとは、(力×速度)で決まります。脊椎の動きで言えば、脊椎を動かす速度と、その際にかかる筋力と言うわけです。
これを言い換えると、腰部障害のリスクを下げるためにはパワーを小さくする必要があると言う事です。
以上、リスクの要因を6つ挙げさせてもらいました。
ここで挙げたリスク要因は、すべて疫学的に腰部障害の発症率上昇と関連付けられているものです。
腰痛から自分の体を守るためにもこういったリスク要因を頭に入れ、十分注意して仕事をしていきましょう。
【まとめ】
腰痛を発症してしまうリスクのある姿勢
- 動かない状態での作業姿勢
- 作業中の座位姿勢
- 体幹の頻回な前かがみや捻る動作
- 持ち上げ・押し・引き動作
- 振動
- 脊椎のパワー発揮
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