よく病院や整骨院で「足を組むのは腰に悪いからやめてください」ということを言われたことはありませんか?
この足を組むがのNGというのは腰を痛めるのでやめてほしいということなのですが、実はこれ間違いです!
どういうことか以下の動画で解説しています。
なぜ腰痛予防には足を組むべきなのか?
よく足を組むのが良くない!といわれている理由に、左右非対称の動きをすると骨盤がズレるためと言われることが多いです。
ですが「全く骨盤の高さが左右均等で左右差がない人などほぼいません。」そして日常生活で「たやすく骨盤はズレます」
というより元々人間の体は左右非対称に作られているので、左右差がある状態の方が正常と言っても良いのです。
ですので極端な左右差がなければ、多少骨盤の歪みで痛みや不調が出るということは基本ありません。
では一体何が痛みを生み出しているのか?というとそれは「同じ姿勢をずっと維持すること」なんです。
同じ姿勢で座り続けるとどうなるのか?
腰にとって良くないのは骨盤の歪みよりも、同じ姿勢をずっととり続けることです。
実は座っている状態というのは立っている時や寝ている時に比べて、背骨にある椎間板というクッションの役割をしている組織に負担が強くかかっている状態です。
ちょうど上と下から圧迫されるような状態ですね。
このように圧迫された椎間板からはスポンジの様に徐々に中の水分が抜けていき、クッションの役割を果たせなくなります。
それに伴って腰の症状が出てくるケースが多いのです。
デスクワークをしている方に腰痛や坐骨神経痛が多くなってしまうのもこういった理由があるからなんですね。
人間の体は元々動くためにデザインされているので、長時間同じ姿勢をとり続けるのはそもそも不自然な行為なんです。
椎間板への圧をいかに少なくするのか?
ではどうすれば椎間板の圧を少なくするのか?というと…まず第一に頭に入れて欲しいのは「同一姿勢を避けること」が大事になります。
こまめに座る姿勢を変える
足を組むもよし、背もたれにもたれるもよし定期的に座る姿勢を変えましょう。
腰痛の原因になるのは、同じ姿勢で長い時間座ってしまっているのが1番のリスクです。
大体50分に一度は体の姿勢を変えて椎間板の圧がかかりすぎないようにしましょう。
また以下に紹介する様なストレッチも効果的です。
椎間板の圧を逃すのに効果的なストレッチ

腰痛解消ストレッチ手順1

腰痛解消ストレッチ手順2
手順
⑴腰に手を当てて腰骨から指2〜3本下に親指を当てる。*押して痛い部分あればそこ指を当てる。
⑵そこを押したままゆっくり体を10秒〜15秒体をそらす。
お尻を押さえて体を反らすことで筋肉をしっかり刺激を入れられる様になります。
大体30分から1時間おきにこの体操を行うことで、デスクワークの方はもちろん、ドライバーや営業などで座っている姿勢が多い方にはとてもおすすめの体操です。
本日のポイント
腰痛予防のためには以下の3つの習慣を心がける
・同じ姿勢を続けないこと
・定期的に足を組んで姿勢を変えるのはOK
・30分〜1時間に1度は腰を反らす
この3つをぜひ覚えて実践してみてくださいね。